アラフォー未経験から社労士開業への道

飲食店店長が脱サラして社労士独立開業に挑戦!!

私が思う社労士勉強法【択一編】

先日TACに合格の報告に伺ったのですが、その中で私が尊敬していた方の結果を伺う機会があり愕然としました。

選択34点、択一64点不合格・・・

 

皆さんお察しの通り労一0点だったそうです。その方は実力テストも答練も全て満点で、模試も全国トップ10位に入っていたので合格間違いなしと周りが太鼓判を押すほどの方でした。社労士試験は実力に比例しない試験だとつくづ感じてしまい、自分が合格してしまってよかったのかとすら感じてしまいました。もっと他の士業のように実力に比例するシステムにしてほしいと感じた瞬間でした。

 

さて、本題ですが、私がこの一年間で意識していたことはただ一つ、

 

【択一で基準点に達しない結果にだけはしないこと】

 

ということでした。選択で落とすのは運の要素も多分にあると思いますが、70問もある択一で基準点に足りないのは実力不足であり言い訳はきかないなと思っていたわけです。

講師の方からも、まずは択一で、それが合格点に達して初めて選択労一の運ゲーに参加

資格がある・・と。私もそういう心構えで臨みました。

 

そんな気持ちからか、私はとにかく択一の問題をひたすら解きました。テキスト読みも条文暗記も捨てて択一のトレーニングを回しました。周りで【法改正が・・】とか【統計が・・】とか聞こえてきても択一の問題ができるまでずっと問題を解いていました。

 

ちなみにこの頃に使用していた教材は、

  • TACトレーニング(通学用)
  • 大原トレーニング問題集(社労士24付属)
  • TACみんなが欲しかった合格のツボ【択一編】
  • TACみんなが欲しかった社労士の問題集

 

の4冊でした。使用頻度としては

大原トレーニング<過去問が沢山記載されていて問題数が多いため>

合格のツボ<問題に癖があり、他の教材と被らない問題が多く感じたため>

 

の2つが多く、5択の社労士の問題集は後半はあまり使いませんでした。とにかくより多くの問題と向き合えるように取り組みました。

 

隙間時間は社労士24をずっと聞いていました。移動時間、睡眠用音楽も社労士24でしたので、金沢先生の声を聴くと車かベッドが浮かびます(笑)

 

※後、社労士24の話が出たついでにこの活用法についても補足すると、皆さん1.8倍とか2倍で聴いているというのをよく見かけますが、私は1.5倍より早く聴くことはあまりありませんでした。脳が若くないせいか聴いた後に知識が定着せず、追いかけることに意識が偏ってしまいかえって効率を下げることになりました。

なので、わからないところは1倍以下にしてでも理解をすることに比重を置きました。回転数重視といえども、無理にスピードを上げることはかえって効率を下げるので、他人は気にせず自分にあうスピードをみつけて繰り返す方がいいと思います。

 

 

そんな生活が4月まで続き、4月からの全科目横断になるのですが、今まで解けた問題が全く分からない・・、もはや誰がこの問題集を解いたのかと思うほど正解率が下がりました。そんな中でも、私は択一の問題集をひたすら解きました。上記した教材の正答率表を作り、正答率が90%を超えた教材、科目から順に封印するというルールを作りました。

5月末にLECの模試があり、そこまでに全科目クリアし選択式対策をして当日を迎えようと目標を立てましたが、全く終わらず択一のみ点数を取り、選択は捨てるという作戦に方向転換せざるを得ませんでした。しかし、そこで択一47点、選択33点という点数が取れました。

 

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ここで私の作戦が間違っていないことが結果に反映されました。

択一の理解が進めば選択の点数もある程度は取れる。やはり択一ベースは変えず、目標達成出来たらもうワンランク難しい問題集に変えて択一を強化しよう!!

 

とはいえ全科目同時に頭に叩き込むには結構な時間をかけてしまいました。その間に6月中旬のTAC中間模試がありましたが、ここで転機が訪れました。

 

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択一43点、選択27点(選択労一足切り)とにかく微妙な点数でした。もちろん問題の難易度は上がりましたが、本試験に向けて応用力の欠如を露呈した結果でした。この時期に私は【過去10】という教材を取り入れるか検討することになりました。

 

購入に踏み切れなかった理由は、大原トレーニングにも過去問が幅広く記載されていたので被ってしまったら効率が悪いかなと思ったからです。しかし、点数が取れなかったことに危機感を感じた私はかなり遅い時期ではありますが過去10へとメイン教材を入れ替えました。その1週間後に全国の社労士受験生界で難しいと名高い【TAC全国模試】が行われたのですが、当然ながらまだ成績に反映されるわけもなく、今までで一番悪い点数に終わりました。

 

 

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ここで択一が初めて40点を割ってしまったのですが、自分の中で一つの核心に気づけたのです。わからなかった問題にも、見覚えがある内容、答えに導くための知識がうっすらとよぎるものが結構あったのです。

その手応えに私の覚悟は決まり、毎日朝から過去10を一か月ひたすら解き続けました。

1周目は正答率も70%台で知らない内容も多かったので、テキストと行ったり来たりでかなり時間はかかりましたが、丁寧に解くことでどんどん時間が短縮できるようになりました。

 

超直前期である7月1日~8月21日までに費やした勉強時間は過去10が9割、その他が1割くらいでした。しかし、その頃には正答率も90%以上、得意科目は97%以上と過去10にある内容なら絶対に取れると思える程の理解度になっていました。

 

最後の模試から飛躍的に成績を上げられたのは間違いなく過去10を隅々まで理解したおかげです。

 

私自身はこのやり方が正しいとは言い切れないですし、むしろ5月以降はずっと追い込まれているような気分で勉強していたので、お勧めできるものでもないですし、もう一度やれと言われたら精神的にきつかったのであまりやりたくありません(笑)

 

もし今後の受験生にアドバイスするなら、遅くても4月には過去10を使い始め、答練や模試で好成績を上げていてほしいと思います。時間が取れずに何をやるか迷っている、どの教材に手を出すか迷っている方がいれば、迷わず過去問をやることをお勧めします。

 

もし今、思ったほど時間が取れずに受験を迷っている方には、まだ決断をせずに、ちょっとユーチューブの講義を聞く、Twitter等の問題だけでも解く等、今できることを継続してほしいと思います。一日数問でも継続することで、やる気モードになった時にその蓄積から一気に飛躍することができます。私も飽きっぽいので途中中だるみにはなりましたが、勉強しない日はないように心がけました。

 

そして、私のように未経験で無知識の人でも追い込めば6月以降に一気に合格圏内に入れるという事実を励みに、ご縁があった方が一人でも多く合格し、いつか仕事やその他の機会でお会いできたらと思います。

 

長々と書いてしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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